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2005年3月10日(木)「しんぶん赤旗」

平和の願い除幕

海老名香葉子さん提案 母子像と慰霊碑


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東京大空襲を後世に伝えようと建てられた「母子像・時忘れじの塔」の除幕式=9日、東京・台東区

 東京大空襲を後世に伝えようとエッセイストの海老名香葉子さんによって建てられた「慰霊碑・哀しみの東京大空襲」と「母子像・時忘れじの塔」の除幕式が九日、東京・上野でおこなわれました。二つの除幕式にはそれぞれ数百人が集まりました。

 「慰霊碑」は上野の寛永寺が土地を提供し、子院の現龍院墓地前に建立されました。母子像は海老名さん原作のアニメ「うしろの正面だあれ」を製作した有原誠治さんがデザインし、上野公園の清水観音堂の隣に建てられました。

 東京大空襲で両親ら肉親六人を奪われた海老名さんは「慰霊碑」の除幕式で「大空襲の記録を残しておかなかったら、忘れ去られてしまうと思っていました。やっと念願がかないました」と語り、感謝の言葉をのべました。吉住弘・台東区長、作家の早乙女勝元さん、落語家の橘家圓蔵さんらがあいさつしました。

 母子像の除幕式では海老名さんの息子、林家こぶ平さん、いっ平さんが、幼いころから毎年三月十日に母に手を引かれて祖父母が死んだと思われる場所で手を合わせていた思い出を披露。イラク戦争でたくさんの人が死んでいることにもふれ、平和への思いを語る場面も。

市田氏あいさつ

 日本共産党の市田忠義書記局長も二つの除幕式に来賓として出席し、母子像の除幕式であいさつ。「この母子像には海老名さんの思いとともに、あの戦争で亡くなった三百十万人の日本人の思いがこめられていると思います。思想・信条を超えてあの悲惨な戦争を繰り返さないために力をつくすことが現代に生きる私たちの責務だと思います」と語りました。