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2005年1月27日(木)「しんぶん赤旗」

参院本会議 市田書記局長 代表質問

「勝ち組・負け組」政治を問う

築くのは連帯社会です


 「いま政治にもっとも求められていることは、国民の目線に立って、一人ひとりの人間が大切にされる連帯の社会を築くことです」。日本共産党の市田忠義書記局長は、二十六日の参院本会議の代表質問で、平和、国民のくらしという日本の進路をめぐる大きな論点について、小泉純一郎首相の姿勢を問いました。「改革」といっても、国民の明るい未来も将来への希望も描くことのできない小泉首相とは対照的に、市田さんの質問は、まじめに生きる国民の思いに寄り添ったものでした。 秋野幸子記者


戦後の原点は何か

9条が新時代にふさわしい

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代表質問にたつ市田忠義書記局長=26日、参院本会議

 今年は「戦後」六十年の重要な節目の年です。

 「『戦後』の原点とはなんだったでしょうか」。こう問いかけた市田さん。数千万人の尊い命を奪った日本とドイツ、イタリアによる侵略戦争、「こんなことは二度と起こしてはならない」―戦後の世界はこの決意から出発し、この立場が国連憲章の土台にもなったと指摘しました。日本が新しい憲法をつくり「二度と戦争はしない」と世界に約束して国際社会に復帰したのも、この原点にもとづくものでした。

 「この認識をあなたはお持ちですか」。イラクへの自衛隊派兵や海外派兵を中心任務にすえる自衛隊法の改悪など、世界とアジアの平和の流れに逆らい続ける小泉首相。市田さんの質問は、戦後の原点に立ち返り、憲法九条こそ新しい時代にふさわしいのではないかと問いかけるものでした。

社会のゆがみただすために

 「額に汗して働く勤労者、働こうにも職のない多くの若者、戦後の大変な時代から日本社会に貢献してきたお年寄りなど、圧倒的な国民が『負け組』にされ、今のくらしだけでなく、将来も脅かされているのです」。この質問に「この暗闇のようないまを照らす一点の光になってほしい」(男性)との感想が寄せられました。質問者のまなざしの温かさが言葉の一つひとつから伝わってくるものでした。

 「『勝ち組』『負け組』という言葉が、あなたの政治の結果をもっとも端的にあらわすものです」。市田さんが述べたように、小泉内閣による「構造改革」の結果、うるおったのは一握りの大企業と大金持ちだけ。国民には橋本内閣の九兆円の負担増に続いて、大増税と社会保険料値上げなどで七兆円、一人あたり五万円もの負担増がおそってきます。今も未来も不安だらけです。

 「その結果、社会の基盤がゆがみ、世相が殺伐としている。こんな社会に未来はありません」。市田さんの質問は、日本社会のゆがみをただすためにいま政治がやらなければならないことをはっきりと示しました。