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2005年1月18日(火)「しんぶん赤旗」

フジテレビの虚偽放送

事実を否定した判決に抗議

市田書記局長の談話


 日本共産党の市田忠義書記局長が十七日、発表した談話は次の通りです。


 フジテレビが一昨年九月に放映したドキュメンタリードラマ番組で日本共産党に関して虚偽の事実を放送し、その名誉を棄損したことに対し、東京地裁は一月十七日、日本共産党の主張をしりぞける判決をおこなった。

 フジテレビの放送は、日本共産党を除名された兵本達吉氏について、日本共産党が“兵本氏の除名理由は公安警察に就職の斡旋(あっせん)を求めたことにある”と公表している事実を無視し、兵本氏は北朝鮮拉致問題での調査活動のゆえに除名されたなどと放送するとともに、議員秘書であった当時の兵本氏の活動と、拉致問題の解明に積極的な役割を果たしてきた日本共産党とを対立的に描き、日本共産党は拉致問題の解明を妨害する政党であるとの印象を与えるものであった。

 日本共産党はフジテレビに対し、同ドラマ番組の訂正放送を請求したが、これを拒否したため、放送法にもとづく訂正放送と民法にもとづく名誉回復のための謝罪放送、損害賠償を求めて提訴していたものである。

 判決は、兵本氏除名にかんする放送は、「原告の抱いた疑念が、拉致問題と何らかのかかわりを有していたことを示唆するにとどまる」として、拉致問題の調査活動を除名理由として描いたことを認めず、同番組は「原告が拉致問題に冷淡で一貫して消極的であったとの印象を与えるものとは認められない」として、日本共産党に対する名誉棄損の主張を退けた。

 日本共産党はフジテレビの虚偽放送を否定した東京地裁判決にきびしく抗議する。日本共産党は東京高裁に控訴し、フジテレビに対し、訂正放送と謝罪放送を実施し、損害を賠償するなど、報道機関=放送事業者としての社会的責任を果たすことをつよく求めるものである。