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二〇〇五年、全労連旗開き挨拶

二〇〇五年一月七日


 「全労連二〇〇五年新春旗開き」おめでとうございます。日本共産党の市田忠義です。

 私はまずはじめに、昨年の中越大地震や相次ぐ台風による被災者救援のために、全労連傘下の皆さんをはじめ多くの団体・個人のみなさんが発揮された、連帯と信頼の気づなに心から敬意を表したいと思います。またスマトラ沖地震と大津波による被災者救援のために世界中の人々が昼夜を分かたず奮闘されていることにも、皆さんとともに敬意を表したいと思います。

 さて今年は、第二次世界大戦が終わって六〇年にあたります。六〇年前、世界は、日本、ドイツ、イタリアが起こした侵略戦争を断罪して、「侵略戦争の再現を許さない」ことをめざして出発しました。そのことは国連憲章にもつらぬかれました。私たちの憲法が、九条をかかげ、戦争を二度としないという国際公約、世界に先駆けた恒久平和主義の決意表明をして国際社会に復帰したのもここに由来するものです。

 日本が国連に加盟を許された一九五六年十二月、当時の重光外務大臣は国連総会の場で、憲法前文を読み上げ、「以上が日本国民の信条であり…この日本国民の信条は完全に国際連合憲章の目的及び原則として規定せられておるところに合致するものであります」と述べたのもそのことを示しています。

 戦後六〇年を経て、ようやく国連がアメリカのイラク侵略戦争を契機に、その本来の機能を取り戻そうとしているとき、そのフロントランナーであるはずの憲法を投げ捨てようという改憲勢力のたくらみは、日本国民のみならず、国際社会にたいする裏切りともいえるのではないでしょうか。

 党本部によせられた年賀状のなかであるジャーナリストのかたは、「誤った政策がもたらした生活の困窮と将来への不安のなかで、国民の感情は揺れ動き、政治がそれに煽られ、無定見なジャーナリズムもそれを煽って、誤りを正せぬまま転がり落ちていく構図は、かつてとまったく同じ」だと指摘し、「再び悔恨に陥ることのないよう、言葉と思いと勇気を結集し、希望を紡いでいきたい」とのべておられました。

 いま日本中でこうした決意が静かに、そして激しく広がっています。そして戦前と決定的に違うところは、階級的ナショナルセンター、全労連が日々発展し、日本共産党が国民のなかに深く根を張っていることです。そのことに確信をもって、憲法九条を守れの旗を高く掲げ、改憲勢力のたくらみを打ち砕くまで、ともに全力で奮闘することをこの場で誓い合いたいと思います。

 今年は国民のくらしにとっても重要な年になります。政府はすでに、二〇〇五年度と〇六年度の二年間で年金保険料の引き上げなど三兆円の国民負担増を決めていますが、そのうえにあらたに定率減税の縮小・廃止など四兆円の負担増を計画しています。しかもこれが、民間労働者の平均賃金が六年連続で低下しているというなかで強行されようとしているのです。これが、これまでの大不況の引き金となった九兆円負担増以上の深刻な事態を引き起こすことは明瞭です。

 日本共産党は、くらしにかけられるこの攻撃をはねかえすたたかいを全国津々浦々からおこそうと決意していますが、「安心・平等・平和な社会へ」をスローガンに国民春闘を正面からたたかう労働組合のナショナルセンター・全労連への国民の期待は、きわめて強いといえるでしょう。

 今年一年、憲法を守り、暮らしを守るために、おたがいに持てる力を一〇〇%出し切ることを誓い合って、日本共産党中央委員会を代表しての新年の挨拶といたします。