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日本共産党 常任活動家の墓

追悼式で市田書記局長があいさつ


 全国の常任活動家と議員を合葬する「日本共産党常任活動家の墓」第19回合葬追悼式が10月2日、東京・八王子市の上川霊園の同墓地で行われました。
 中央委員会を代表して市田書記局長があいさつしました。

第十九回合葬追悼式での市田忠義書記局長のあいさつを紹介します。


 「日本共産党常任活動家の墓」の合葬追悼式に、ご遺族をはじめ、たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございます。

 この常任活動家の墓は、全国の常任活動家や議員のみなさんの共同の墓地としてつくられ、合葬追悼式は今回で十九回目をむかえました。昨年までに千六百八十五人が合葬され、今回新たに百四十人が合葬されます。

 日本社会の民主的な変革をこころざして日本共産党員となり、党機関での活動や議員としての活動に専念し、どんなに苦労や困難があっても、それを誇りとして生き、たたかってこられたみなさんがここに合葬されています。

 合葬される方々の名簿を拝見しました。ともに選挙をたたかった人、援助や指導をしていただいた人、遊説先のあちこちで面識を得た人などなど―多くの方々が目に浮かびます。墓碑には、宮本顕治さんの揮毫で「不屈の戦士、ここに眠る」とありますが、この言葉に、感慨が胸にせまり、あらためて追悼の思いを深くするものです。

 私たちは今年一月に第二十三回党大会を開き、二十一世紀の新しい日本をめざす「日本共産党綱領」を決めました。七月の参議院選挙にむけて全国の党員、支持者の方たちと心ひとつにがんばってきました。結果はご承知のように残念で悔しいものになりました。

 全国の党組織、党員、支持者の方々からたくさんのご意見をいただきました。八月にひらいた第二回中央委員会総会で、私たちは選挙戦の総括の上にたって、「二大政党制づくり」の動きを打ち破って、国政選挙での新たな前進をかちとる、「二大政党制づくり」に対抗する国民中心の新しい政治の軸をつくりだす、そして、その仕事にただちにとりくむ―などの方針を決めました。

 自民党がこれまでのやりかたでは政権を維持できない。そういう深刻な危機の時代を迎えています。自民党政治への批判が、その正面からの対決者である日本共産党への支持に向かわないように、私たちをなんとしても政治の表舞台から引きおろそうという力が強力に働いています。財界戦略にもとづく「二大政党制づくり」は長期に展開されるでしょう。

 日本共産党は、大企業優先とアメリカいいなりの自民党政治を国民本位の政治に転換するという、綱領の中心任務の実現をめざし、政治の激動や発展、ときには逆流のなかでも、未来への大局的な展望を見失わず、自らの力で情勢を切り開くという変革の立場で奮闘してまいりました。

 「二大政党制づくり」がどのようにすすめられようと、国民の苦しみ、矛盾はなくなりません。むしろ悪政の競い合いで矛盾はいっそう激しくなるでしょう。二大政党制によって日本共産党と国民のたたかいをやめさせることはできません。

 ノーベル賞作家の大江健三郎さんや井上ひさしさんらが憲法九条を守ろうと呼びかけた「九条の会」の運動は、いま全国各地で急速に発展しています。大阪や京都で開催された講演会には、会場をあふれる多くの人が集まり、参加者が自ら運動をひろげようと創意ある草の根の活動をはじめています。沖縄での基地撤去を求めるたたかいも高揚しています。プロ野球選手会の動向も含めて、道理ある主張、国民の願いにそったたたかいは必ず前進すると確信しています。

日本共産党は今年で創立して八十二年を迎えました。生まれたばかりの日本共産党は、天皇制の支配とアジアへの侵略戦争に反対し、国民主権、平和と民主主義の旗印を高く掲げました。そのために党は非合法におかれ、迫害と弾圧をうけ、多くの先輩たちが命を奪われました。しかし、日本軍国主義の敗北ののち、日本共産党の掲げた目標は日本国憲法に明記されました。真理は必ず多数の人々の心をとらえることを、歴史は証明しました。

 九月のはじめに三十五カ国の八十三にのぼる諸政党が参加して、アジア政党国際会議がひらかれました。この会議で全会一致で採択された「北京宣言」には、戦争のない世界、テロとの闘争、各国の自主的発展と内政不干渉など、わが党の綱領の内容とピッタリ重なる内容がもりこまれています。

 日本共産党の八十二年の歴史は、様々なジグザグはあっても、大局的には、日本と世界の進歩、発展の方向に合致し、それを促進させるものであるということを、この事実からも私たちは確信にすることができます。

日本共産党は、将来の展望としては、利潤第一主義の資本主義社会を乗り越えた未来社会、すなわち社会主義・共産主義の社会をめざしています。綱領・規約で「人間による人間の搾取もなく、抑圧も戦争もない、真に平等で自由な人間関係からなる共同社会」と記されている社会です。

 こういう共同社会をめざす、その願いが日本共産党という名前にこめられています。

 ここに合葬されるみなさんは、党にたいするさまざまな誤解や偏見、攻撃をのりこえ、「国民の悩みや苦しみのあるところ日本共産党あり」と日夜、活動されてきた方々であります。それを支えられたご家族のみなさんのご苦労も察するにあまりあります。ほんとうにありがとうございました。

 私たちはまた、不屈の精神で、献身的に奮闘された合葬者のみなさんの志と活動をしっかりと引き継ぎ、未来に生かしていく決意をあらたにするものです。そして、ご遺族、ご家族のみなさんが悲しみをのりこえ、お元気で暮らされることを心から願って、追悼のことばとします。

 二〇〇四年十月二日
日本共産党中央委員会 市田忠義