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2004年6月4日(金)「しんぶん赤旗」

年金改悪法案

強行採決認められない

議員面会所での市田書記局長のあいさつ(大要)


 ご苦労さまです。

 「いまの強行採決は絶対に認められない」(「そうだ」の声)「採決はまだ行われていない」。みなさんとご一緒に、満身の怒りを込めて、抗議をしたいと思います。(拍手

 小泉内閣が提案してきた年金改悪案は、厚生年金でいえば、保険料を毎年一万円ずつ、十四年間連続して引き上げる、国民年金は、(年間)三千三百六十円ずつ、十三年連続して引き上げる。そして給付は、国民年金も厚生年金も、いまもらっている人も将来もらう人も、一律15%カットする。

 しかし、政府は「百年安心なんだ」といってきました。確かに保険料は上げつづけるけれども、“国民年金は一万六千九百円で打ち止めで固定するから安心してくれ”と。給付はモデル世帯でいえば“厚生年金は現役世代の50%を割ることはない、確保するから安心してくれ”というのが、自民党、公明党の言い分でした。

 ところが、参議院段階での小池政策委員長などの追及によって、その「二枚看板」がすべてうそだったということが明らかになりました。ある作家は「上限を固定するとは上げるということだ。(給付を)確保するということは下げるということだ」、そして「安心とは不安ということだ」と、皮肉っていましたが、それほどひどい代物です。

 しかも、衆議院段階では、そういう内容をいっさい隠して、うそとごまかしでこの法案を強行した。内容もひどいけれども、そのやり方も断じて許せないということを、みなさんとともに確認したいと思います。(「よし」の声

未納問題でも

 もう一つ、国民の怒りが大きく沸き起こっているのは、公的年金を決める責任がある国会議員のなかに、年金未加入・未納問題があったことです。われわれはすすんで、これは重大な問題だというので発表しました。ところが、自民党は最後まで、“個々の議員の自由に任せるんだ。だから自由民主党なんだ”(笑い)と国民をばかにしたような言い方をしました。

 そして公明党は、(神崎)代表自身が「未納はない」と言っておきながら、衆議院で十一日に通過した翌日に、“じつは未納でした”と発表しました。「もっともずるがしこい党ではないか」ということを、一般の新聞が書いたぐらいであります。(「そのとおり」の声

 国民に負担を強いるこういう法案を、未納問題をあいまいにしたままで決める資格は、自民党や公明党には断じてない(「そうだ」の声)。そのことを強調したいと思うんです。

 公明党は、“もしこれを先送りしたら、年金財政がガタガタになる”と言っています。年金財政を「ガタガタ」にしたのは、みなさん、だれでしょうか。リストラを応援して、年金の支え手を減らしてきた。そして、法律の付則に、二〇〇四年に基礎年金の国庫負担を三分の一から二分の一にする、と書いてあるのを、五年先送りにしたのはいったいだれでしょうか(「そうだ」の声)。年金財政を「ガタガタ」にした公明党や自民党に、そんなことを言われる筋合いはまったくないのです。(「そうだ」の声

 しかも、こんな生活にかかわる重大な法案を中央公聴会も開かずに強行した。内容のひどさとともに、手続きにおいても絶対に許すことはできません。

世論調査でも

 みなさん、たたかいはまだ終わっていません(「そうだ」の声)。世論調査をみても、年金改悪案への賛否のちがいをこえて「あまりにもひどすぎる」「今国会で見送るべきだ」というのが六割、七割であります。多数派はみなさん、私たちです(「そうだ」の声)。たたかいは、むしろこれからです。院内外でのたたかいをいっそう強めて、廃案に追い込む。そして「改革」というのなら、無年金者や低額年金者の底上げをはかることこそが、本当の改革ではないでしょうか(「そうだ」の声)。その旗をかかげて、みなさんとご一緒に、最後までたたかいぬく決意です。そして参議院選挙で審判を下しましょう。その決意を表明して、ごあいさつといたします。(大きな拍手