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「全労連・2004年新春旗開き」あいさつ

2004.1.8 於・東京ガーデンパレス

 全労連の「新春旗開き」おめでとうございます。内外とも情勢が激動する中で、新しい年を迎えました。表面の流れだけをみていると、一見、混沌として、なかなか出口が見えないような感じがしますが、しかし、情勢を深いところで動かしている矛盾をつかむなら、なにが歴史の本流か、何が逆流か、非常にはっきりしているのではないでしょうか。

 イラクの状況は、フセイン拘束後も戦闘がおさまるどころか、ますます泥沼化しています。それはあの戦争が、国連憲章違反の侵略戦争であり、その上に、不法な米英による占領支配が続いているからであります。

 その占領軍を支援するために、現に戦闘がおこなわれているところに自衛隊を送る。戦後はじめて他国の国民を殺しかねない、戦後初めて戦死者を出しかねない、いま多くの国民の間に、不安と怒りが広がっています。憲法を根本からふみにじる、この歴史的暴挙を絶対に許すわけにはゆきません。

 小泉首相は、まるで世界中が軍隊をだしているかのようにいいますが、国連加盟190カ国のなかで、30数カ国にすぎません。昨年秋、国連が多国籍軍の設置を認めた後、新たにこれに参加を決めた国は、ひとつもありません。国連も世界の圧倒的多数の国々も、国連憲章守れ、米英の占領支配から国連中心の復興支援に枠組みを移せと主張している。国際協調どころか、国際的に孤立しているのがアメリカであり、それに追随している日本政府ではないでしょうか。いかに米国が巨大な軍事力をテコに「一極世界」をつくろうとしても、21世紀の世界は彼らの思い通りにはならないことを証明している。

 国内の政治はどうでしょうか。

 あれこれいわなくても、日々のくらしでみなさんが実感しておられるとおりです。自民党をぶっ壊すといって登場した小泉内閣の2年8ヵ月間がこわしたのは、自民党でなく、国民の暮らしでした。

 いま国民は、小泉政治の本質を見極めつつあります。大事なことは、小泉政治に対する批判を、アメリカ・財界いいなりという自民党政治のおおもと、枠組みそのものへの批判と結びつけて大いに展開することだと思う。

 いま、財界主導の二大政党制づくりが強められていますが、同じ枠組みの中で担い手だけを変えるだけでは、自民党政治と国民との矛盾を解決することはできません。

 今年は参院選の年です。

 平和とくらしを破壊する悪政の一つ一つを告発することと結んで、アメリカいいなり、財界主役の自民党政治の古い枠組みそのものを打ち破ることを正面にすえて、私たちの日本改革の提案を語りぬき、躍進を勝ち取る決意である。

 財界・大企業は、今年の春闘にあたって、ベースアップは論外、賃下げを迫ると露骨に公言しています。労働移動の促進などといって、リストラ、人減らしもさらに勧めようとしている。年金の改悪、消費税の大増税で社会保障の企業負担を減らすことをねらっています。しかし、全労連のみなさんが、こうした財界の企みと自民党の悪政に正面から立ち向かい、すべての労働者の賃上げ、雇用の確保、サービス残業の根絶など労働者固有の要求とともに、イラク、年金、消費税、憲法など国民的課題をかかげて、ストライキを含むたたかう態勢を構えておられることは大変心強い。

 今年が、憲法が花開き、一人一人の人間が大切にされる――そんな社会の実現へ大きな一歩を築く年となるよう、ともに闘う決意を表明してあいさつとする。