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2003年8月8日(金)「しんぶん赤旗」

市田書記局長、ベトナム国会副議長一行と会談


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チュオン・クアン・ドゥオック国会副議長・ベトナム共産党政治局員(右から2人目)らベトナム代表団と懇談する市田忠義書記局長(左から2人目)=7日、党本部

 日本共産党の市田忠義書記局長は七日、党本部を訪れたベトナム国会のチュオン・クアン・ドゥオック副議長(ベトナム共産党政治局員)ら訪日代表団と会談しました。

 ドゥオック副議長の一行は、予算・経済関係の委員会を構成する国会議員や国会事務局の経済関係幹部らで構成され、予算策定や土地問題などでの日本の経験を聞くことを主要な目的としています。

 ドゥオック氏は、両党関係がますます発展していることを喜びつつ、「ベトナムは現在、積極的に国際社会に参加し、地域・世界経済への参加を進めている。日本共産党からこれまで市場経済の利用について貴重な経験をうかがってきた」と発言。そして、ベトナム国会が、法律を通じた経済管理の制度確立の途上にあるとして、日本共産党の見解を参考にしたいとのべました。

 市田氏は、一九九九年の不破議長のベトナム訪問時の会談などを通じて「世界の見方や、社会主義、資本主義の違いを超えてそれぞれの社会発展をめざす立場で一致点を見いだした」ことを想起しつつ、「ベトナムが市場経済を通じて社会主義をめざす着実な道を歩んでいることに大変注目している」と語りました。

 そして今年十一月の党大会で予定されている綱領改定に触れて、未来社会論では「市場経済を通じて社会主義へという道は、法則的な側面を持つことをいっそう鮮明にのべている」と紹介、当面する日本の民主的改革では、アメリカへの従属的軍事同盟を脱して独立した国づくりを進めること、大企業・大銀行応援の政治から国民の暮らしを守る政治へと軸足を切り替えていくことを、さらに分かりやすくしたと説明しました。

 さらに市田氏が、イラク戦争は「国連憲章違反で、先制攻撃の侵略戦争だったことは明白だ。アメリカは軍事的には制圧したように見えるが、政治的には孤立の道を歩んでいるのではないか」とのべると、ドゥオック氏は、「ベトナムはテロにも、テロを利用して他国を侵略するようなことにも反対だ。とくに軍事力を使って他国に圧力をかけ、自分の考えを押し付けるようなことは絶対にやってはいけない」として、世界の平和・発展に力を尽くしたいと強調しました。

 会談には、日本側から、西口光国際局長、佐々木憲昭政策委員長代理・衆院議員、佐藤洋政策委員会委員、鈴木勝比古「しんぶん赤旗」編集総務らが、ベトナム側からは、グエン・ドゥク・キエン国会経済予算委員会委員長、チャン・ディン・ダン・ハティン省人民委員会委員長、ホー・スアン・フオン国会経済予算委員会委員、レ・クアン・ブー国会事務局次長らが同席しました。

 会談後、佐々木憲昭氏がベトナム側の要請にこたえ、日本の経済政策と今後の見通し、日本における予算編成の仕組み、土地問題について説明し、質問に答えました。