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2003年3月29日(土)「しんぶん赤旗」

宇宙の平和利用に背く

市田書記局長が談話


 日本共産党の市田忠義書記局長は二十八日、軍事偵察衛星打ち上げについて談話を発表しました。

 本日、日本の初の軍事偵察衛星が、打ち上げられた。

 政府は、「情報収集衛星」とよんでいるが、この衛星打ち上げは、目的の第一に、軍事利用をうたい、防衛庁が中心的に運用するものとしている。それが、軍事偵察衛星という任務をもっていることは、まぎれもない事実である。

 これまで、わが国の衛星活動は宇宙の平和利用に限定されてきた。その枠組みを破って、宇宙の軍事利用に足を踏み出すことは、公開を原則としてきた宇宙の平和利用に大きな障害をつくりだすことになる。

 しかも、軍事利用は、いったんこの道に踏み出したならば、今回の第一歩にとどまらず、歯止めなしに拡大する危険を強くもっている。

 日本がミサイル迎撃システム(MD)の開発・配備の検討をはじめたことにたいして、アジア諸国からも強い批判の声があがっている。政府部内では、さらに、外国の基地を攻撃することが可能とする議論や巡航ミサイル・トマホークの導入まで検討されている。宇宙の軍事利用は、これらの計画にもつながりかねないものである。

 政治的な側面についていえば、東北アジアの情勢の今日の重大性にてらしても、日本の側から、軍事緊張の悪循環を激しくするような行為を避けるべきことは、当然である。

 わが党は、打ち上げ計画が決定されたときにも反対の態度を明らかにしたが、あらためて反対を表明する。