書記局長の窓のページ
定例記者会見 窓 人・であい リンク

2003年1月20日(月)「しんぶん赤旗」

テレビ朝日系で市田書記局長

攻撃させない努力を

イラク問題で与党を追及


 日本共産党の市田忠義書記局長は十九日のテレビ朝日系番組「サンデープロジェクト」に出演、自民、公明、保守新、民主、自由、社民の各党幹事長と討論しました。

 このなかでイラク問題について議論になり、アメリカが国連の安全保障理事会の決議なしに軍事攻撃に出た場合の日本の対応について、自民党の山崎拓幹事長は、国際原子力機関(IAEA)が大量破壊兵器開発を認定した場合としながらも、「日本が協力するかどうかは政治判断だ」とのべ、アメリカの先制攻撃に協力することがあることを認めました。

 公明党の冬柴鉄三幹事長も、イラクに大量破壊兵器の廃棄を求めた九一年の国連安保理決議六八七を根拠に「政治判断になる」とのべ、同調する姿勢を示しました。

 市田氏は「六八七決議は、イラクがクウェートを侵略した時にそれを排除するために、あの地域の平和と安定のためにということだった。中東諸国はいま(軍事攻撃に)全部反対だ。トルコだって、アフガン戦争のときに基地を提供したパキスタンだってやるべきでないといっている」とのべ、軍事攻撃の根拠にならないと指摘。「イラク攻撃がやられたらどうするかじゃなくて、やらせないために日本政府がどう動くかだ。そういうときに決議なしにやってはならないと明確に言わない。ごまかしたらだめですよ」と批判しました。

 これにたいし山崎氏はイラクに査察受け入れを求めた安保理決議一四四一をあげて「査察の結果、明白な証拠があれば適切な措置をとることが前提になっている」と自動的に軍事攻撃を認めているなどとのべました。

 市田氏は「そんなことは書いていない。査察に応じなかった場合、その結果を安保理に報告して安保理で協議して新しい措置を決めると書いてある。武力行使の権限を与えていない」と批判しました。

 番組ではまた、北朝鮮の核開発問題にたいしてアメリカが交渉による解決を打ち出したもとで日本政府の対応について議論になりました。

 市田氏は「アメリカが軍事的な対応じゃなくて相手が無法であっても話し合いによる問題を解決するという立場をとったということは前向きだと思う」と指摘。「核問題の国際的取り決めを順守するとした『日朝平壌宣言』に対する明白な違反ですから、宣言を守れと、日本政府はき然と交渉すべきだ」とのべました。

 司会者の「日本は柔軟になるべきでは」との発言にたいし、市田氏は「スジを日本が通すことと硬直的になることとは別のことだ。スジを通しながら軍事的な対応じゃなくて相手が無法国家であっても道理と理性で交渉するという立場に立つべきだ。それが柔軟性だ」とのべました。