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ハンセン集会「国は控訴するな!」
でのあいさつ

2001年5月21日(月)東京・星陵会館



 日本共産党からもたくさん国会議員が参加していますが、私のほうから代表して原告団のみなさん、そしてこの闘いを支援してこられたすべてのみなさんに、心から連帯のごあいさつを申し上げるとともに、政府は控訴を断念し、国の責任で全面的な解決を図るように、私ども日本共産党もみなさんと団結して全力をあげて最後までがんばり抜く決意を表明したいと思います。

 今日、私はここにくる前に、福田(康夫)官房長官に、申し入れにいって参りました。申し入れたのは2点です。あの判決に従って控訴を断念しなさい。もう一つは、原告団と直接あって、その話を聞くことこそ正しい解決の道ではないか、いったいいつまで検討するのかということを申し上げました。福田官房長官は、私個人としては控訴をしたくない気持ちだけれども政府内部のいろいろな調整も必要なので、といいました。しかし、先程来お話があったように事態は予断を許さない、と。同時にみなさん、道理は私たちの側にあります。世論も私たちに見方しています。今大事なことは、事態がどうなろうとも絶対にあきらめずに、最後まで正義の旗、道理の旗を掲げてがんばり抜くことだと思います。(拍手)

 11日に熊本地裁の判決が下されました。「人間になれた」「晴れて日本国民の1人として認められた」「先人たちのまいた種が大輪の花を咲かせた」 ――次々に原告の方の口をついて出た言葉でありました。私はこの言葉の中に、言い尽くせない長い間の苦難と怒りが込められている、この声に応えるのが政治の責任だと思います。

 ハンセン病患者は、戦前戦後90年間にわたる国の誤った政策により、隔離をされ人権侵害を受けた。断種、中絶を強要され、家族、故郷、社会から断絶される、そういう生活を余儀なくされた。しかし、あの判決は、国の責任を断罪して、人間の尊厳の回復を求めて闘ってきたみなさんに光を与えました。政府は、控訴することを検討しているようですが、先ほど弁護士の方がいわれたように、いろいろ法律上の屁理屈を並べ立てているようですが、結局、控訴をするということは国には責任がなかった、人権侵害はなかったといっているのと、みなさん同じじゃないでしょうか。(「そうだ」の声)

 控訴をしておいて、患者や元患者の立場に立った和解が成り立つはずがありません。(「そうだ」)。いまだに13の療養所に4千人を超える方が暮らしている。平均年齢74歳。入所年数の平均が40年、死してなお故郷に帰れずに納骨堂に眠っておられる遺骨が2万3千余もある。もう一日も解決を延ばすことは許されないと思います。みなさんが掲げておられる、隔離政策を謝罪すること、そして名誉の回復をすること、被害を償うに値する賠償金を出すこと、そして生活を保障すること。この要求に国が応えるまでみなさんとご一緒に、力を合わせて最後まで私どもも、たたかい抜く決意を表明して連帯のご挨拶といたします。