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米倉斉加年さん 「お別れの会」

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 「お別れの言葉」

 米倉斉加年さん―私が米倉さんと初めてお会いしたのは、今から12年前のことでした。東京国際フォーラムで開かれた「日本共産党創立80周年記念講演会」でご挨拶された米倉さんは、5千人の聴衆を前にして、「本日、この場で日本共産党の80周年を記念して語れることがどれだけ光栄であることか、一生忘れないでしょう」と語ってくださいました。
 私は、当日、司会をつとめておりましたが、この米倉さんの言葉が胸にしみいりました。それ以来、米倉さんとは、まるで旧知の間柄のように、親しくさせていただきました。9年前のお正月には、「しんぶん赤旗」の「新春対談」でご一緒しました。
 米倉さんの訃報を聞いて、あらためて当時の対談を読み返してみました。米倉さんは、ご自身が演出された舞台「早春の賦―小林多喜二」について、「ぼく自身こんな不思議な芝居をやったのは初めてです」。そして「ああこれは芝居じゃない。多喜二記念集会なんだと。お客様は受け身で何か見に来たというのではない。自分の中にある多喜二、つまりいざというときにきちんと発言する勇気と良心はあるかと自らに問いかける」ためなのだ、と語っておられます。

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 米倉さんは、師匠にあたる宇野重吉さんの、「普通に言え」という演技指導を「座右の銘」として、「普通に生きる」ことをモットーにしてこられました。「普通の心を持つということは、平和を愛し、自由を愛することー戦争に反対することだ」ということも、常日ごろ、仰っていました。
 対談で強く印象に残っている言葉があります。
 「多喜二は小説を書いて、普通に生きようとして殺された。いま多喜二を上演して一人もこない芝居をやりたいと思ったんです。問いたかった、自分にもみんなにも。戦争する国にしていいのかと」。
 実際は、どの会場も盛会だったそうですが、「一人もこない芝居をやりたい…」、この言葉のなかに、「普通にいきる」労働者の平和を願う心を描こうとして、命がけでたたかいぬいた多喜二の姿と重なりあう、米倉さんのすさまじい気迫と決意を感じたものでした。
 米倉さんの「平和」への熱い思いは、太平洋戦争末期の1945年7月、まだ2才にもなっていなかった弟のヒロユキさんを栄養失調のために亡くされたという、辛く悲しい体験に裏づけられたものだったことも、一度ならずお聞きしました。

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 私は、戦争と差別を許さない生き方をつらぬいた米倉さんの思いをしっかりとうけとめて、人々がほんとうに自由で平和に暮らしていける社会、「普通に生きる」ことのできる世の中を実現するために、力を尽くすことをお誓いし、お別れの言葉といたします。


 「お別れの会」では、倍賞千恵子さん、作家の李恢成さん、元文部大臣の赤松良子さんらが弔辞を述べられ、永六輔、山田洋次、高倉健、黒柳徹子、大竹しのぶさんらのビデオメッセージや手紙、弔電などが紹介された。私も「お別れの言葉」を述べる機会を与えられました。参列者のなかには、吉永小百合、山本陽子、森口博子、市毛良枝さん等のお姿も。日本共産党からは、小池晃副委員長、土井洋彦学術・文化委員会責任者が参加しました。

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